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  • 2022.09.05

P2Eの意味と仕組みとは?始め方から稼ぐ方法・おすすめゲーム7選もご紹介

Play to Earn(P2E)ゲームが気になるけど「どんな仕組みなの?」「始め方がわからない」とお悩みではありませんか。ゲームの種類がたくさんあって、ゲーム内通貨や仮想通貨のことも難しそうですよね。

この記事では、P2Eの初心者に向けた解説や、おすすめのP2Eゲームを比較・紹介します。「仮想空間で思い切りあそびたい」「収益を得てリアルマネーを稼ぎたい」という方は、最後まで読んでみてください。

P2E(Play to Earn)の意味とは?仕組みと稼ぐ方法を解説

Play to Earn(P2E)とは、オンライン上でゲームをプレイすることによって報酬を得るという仕組みや考え方のことです。

P2Eに対応したゲームは、「P2Eゲーム」「NFTゲーム」「ブロックチェーンゲーム」と呼ばれます。ブロックチェーンの発展でゲームキャラやアイテム、土地などもNFT化されたことにより、P2Eの概念が生まれました。

これまではゲームタイトル内でしか価値がなかったものが、NFT化されることによってゲーム外でも使用・所有ができるようになるので、革新的な技術といえます。

NFTの売買にはゲーム内通貨や仮想通貨が用いられますが、実際にビットコインなどに交換して現金化することも可能です。では、これから実際に稼ぐ方法について詳しく説明していきます。

【P2Eで稼ぐ3つの方法】

  1. ゲームをプレイして稼ぐ
  2. NFTを販売して稼ぐ
  3. オーナーになって稼ぐ

1.ゲームをプレイして稼ぐ

1つ目のP2Eゲームで稼ぐ方法は、ゲームをプレイすることです。

通常のストーリーや与えられたクエストをクリアすると、報酬としてトークンを獲得できる仕組みがあります。またオンライン対戦で勝利したり大会で上位に入るとアイテムや報酬を与えられることがあり、それらはNFTはプレイヤーの所有を証明するものとなります。

P2Eゲームの仮想空間では作った土地もプレイヤーの資産になるので、訪れた人に入場券をとるなどと不動産投資のような稼ぎ方も可能です。

2.NFTを販売して稼ぐ

2つ目は、NFTを販売して稼ぐ方法です。

ゲーム内でゲットしたNFTや創作したNFTは、NFTマーケットプレイスで販売をすることができます。レアアイテムや強化されたキャラクターなど、希少性が高いものは高額で取引されています。仮想通貨で取引されるということで、国境を越えた広いマーケットがあることも魅力です。

またNFT化されたキャラクターやアイテムはゲームの垣根を超えた仮想空間で楽しめるので、クリエーター分野の大きな可能性を秘めているといえます。

3.オーナーになって稼ぐ

3つ目の稼ぐ方法としては、「スカラーシップ制度」を使ってオーナーになることです。

スカラーシップとは、キャラクターや必要なNFTを購入したオーナーが、他のプレーヤーに貸し出して報酬を得る仕組みです。

P2Eゲームは始める前に高額なNFTを購入しなければいけないケースがあり、参入障壁の一つとなっています。そんなP2Eゲームをしたくてもできないプレーヤーにプレイ機会を与えることができるのもスカラーシップのメリットです。

オーナーになることで、投資による不労所得を得ることも可能となっています。

【特徴一括比較】おすすめの稼げるP2E(Play to Earn)ゲーム7選

これからはP2Eゲームで実際に稼ぐことができる銘柄を7つ紹介していきます。特徴と稼ぎ方は、こちらです。

特徴 稼ぎ方
The Sandbox ボクセルアセット

LANDに土地所有

ゲーム制作

仮想空間の不動産取引

ゲームプレイ

ゲーム制作

クリエーター

Axie Infinity 東南アジアで大人気

かわいいキャラのアクシーを育てる

育てたアクシーを売却
Sorare 世界のプロサッカー選手を扱う

チームを作って大会に参加できる

NFTカードを売却
Crypto Spells 日本発のNFTカードゲーム

NFTカードを自分で作成できる

ミッションクリア

NFTカードを売却

My Crypto Heroes 日本発のNFTゲーム

MCH Coinが扱える

NFTを売却

プレイでMCH Coinを得る

Ethermon 3Dと2Dの仮想空間を行き来できる

モンスターのバトル

NFTを売却
CryptoKitties 猫の育成・コレクション

交配(ブリード)

猫を売却

 

1.The Sandbox(ザ・サンドボックス)

引用元:The Sandbox公式HP

特徴 稼ぎ方
The Sandbox ボクセルアセット

LANDに土地所有

ゲーム制作

仮想空間の不動産取引

ゲームプレイ

ゲーム制作

クリエーター

The Sandboxは、イーサリアムブロックチェーン上でボクセルアセットやコニュニティー形成をして楽しむP2Eゲームです。

LANDと呼ばれる仮想空間上に土地を所有し、売買やレンタルなどの不動産経営をすることもできます。多種類のボックスを組み合わせて構築する建物やキャラクター、アイテムなどは発想次第で無限の創造性を生み出し、クリエーター活動に勤しむユーザーも多くいます。

ゲームのプレイだけでなく、ゲーム制作でも報酬を得ることができて、稼ぐことに特化しているコンテンツが取り揃えられているのも特徴です。マインクラフトユーザーは作品をインポートできるので、The Sandboxにスムーズに乗り換えできます。

2.Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)

引用元:Axie Infinity公式HP

特徴 稼ぎ方
Axie Infinity 東南アジアで大人気

かわいいキャラのアクシーを育てる

育てたアクシーを売却

Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)はフィリピン発の、1日のユーザー数が280万人を超える人気NFTゲームです。

ゲームをプレイすることで実際にお金を稼ぐことができ、物価の低いフィリピンではAxie Infinityだけで生活している人もいるようです。楽しみ方は、アクシーというかわいらしいキャラクターをイーサリアムで購入しプレイします。アクシーを戦闘、交配させることでレベルアップができ、高額で売却することも可能です。

Axie Infinityでは、所有しているアクシーを貸し出して代わりにゲームをプレイしてもらうスカラーシップ制度を使うことができます。報酬のトークンを支払う代わりに、強いアクシーを作ることができます。

3.Sorare(ソラーレ)

引用元:Sorare公式HP

特徴 稼ぎ方
Sorare 世界のプロサッカー選手を扱う

チームを作って大会に参加できる

NFTカードを売却

Sorare(ソラーレ)は、実際のプロサッカー選手のカードを使い、試合や大会でサッカーを楽しむP2Eゲームです。

ヨーロッパ選手がラインナップの中心ですが、日本のJリーグ選手が登場したことで日本でも人気が出ています。選手カードは実際の選手の成績とリンクしており、一定のサッカーの知識があった方が有利にゲームを進めることができるでしょう。

所有しているカードはNFTマーケットプレイスで売却ができ、イーサリアムで売却益を得ることができます。NFTカードは「レア」「スーパーレア」「ユニーク」とレア度が上がり、取引価格が高くなります。

まだ注目されていない選手を安く購入しておいて、活躍して価値が上がったときに売る手法も有効的です。

4.Crypto Spells(クリプト・スペルズ)

引用元:Crypto Spells公式HP

特徴 稼ぎ方
Crypto Spells 日本発のNFTカードゲーム

NFTカードを自分で作成できる

ミッションクリア

NFTカードを売却

Crypto Spellsは、日本のCryptoGames株式会社が運営している稼げるNFTカードゲームです。

2019年6月に始まったCrypto Spellsは、日本発のブロックチェーンゲームということでリリース当初から注目を集めました。Crypto Spellsの特筆する点は、運営サイドに提案する権利があり、方針やルールなどに意見を述べることができます。プレーヤー皆で作り出すゲーム空間を体感できるでしょう。

これまでのフィジカルカードでは複製可能で所有権の証明はできなかったのですが、ブロックチェーン技術で唯一無二のNFTカードとして価値を生み出しました。保有しているカードはNFTマーケットプレイスにて自由に売買ができ、イーサリアムなどの通貨で取引可能です。

また、自分のオリジナルカードを作ることができて、クリエーターとしても活躍できる可能性を秘めています。

5.My Crypto Heroes(マイ・クリプト・ヒーローズ)

引用元:My Crypto Heroes公式HP

特徴 稼ぎ方
My Crypto Heroes 日本発のNFTゲーム

MCH Coinが扱える

NFTを売却

プレイでMCH Coinを得る

My Crypto Heroesは、double jump.tokyo株式会社が運営する日本発のNFTゲームです。

キャラは歴史上の人物や個人が創作したものなど多種多様で、クエストをクリアしたりPvPバトルなど楽しむことができます。
欲しいアイテムやキャラクターはゲーム内通貨「GUM」で取引が可能で、My Crypto Heroesのガバナンストークンである「MCH Coin」をゲームインセンティブとして得られます。

入出金はイーサリアムと、スケーラビリティ担保のためにPolygonにも対応していることはユーザー目線に立っているといえます。日本円で報酬を得るまでには複雑な取引を必要としますが、MCH Coinは上昇トレンドなので今後の資産価値を期待するのもアリかもしれません。

6.Ethermon(イーサモン)

引用元:Ethermon公式HP

特徴 稼ぎ方
Ethermon 3Dと2Dの仮想空間を行き来できる

モンスターのバトル

NFTを売却

Ethermonは属性の分かれたモンスターを育成させたり、PvPができるブロックチェーンゲームです。所有したNFTはDecentralandという3D空間と2Dの2つの世界をまたいでプレイ、使用することができます。

2018年に資金不足で開発が中止されましたが、2019年に一部のプレイヤーにより再始動が実現されたというほどに熱狂的なファンも多いのです。

バトルトーナメントで上位にランクインすると、報酬としてトークンを得ることができます。イーサリアムブロックチェーンを基盤にNTFの所有権が紐づけされているので、個人資産として、マーケットプレイスで売却が可能です。

7.CryptoKitties(クリプトキティーズ)

引用元:CryptoKitties公式HP

特徴 稼ぎ方
CryptoKitties 猫の育成・コレクション

交配(ブリード)

猫を売却

CryptoKittiesは猫のキャラクターを育成、交配させて遊ぶP2Eゲームです。

ブリードという交配をすることで、価値のある珍しい猫が誕生することがあります。過去には600ETH(当時約1,900万円)の価格で取引されて猫もいるので、稼げるNFTゲームとして注目を集めました。CryptoKittiesはNFTゲームの先駆的な存在で、仮想通貨が注目される前からブロックチェーン技術を導入し、キャラクターやアイテムに唯一無二の付加価値をつけていました。

猫の育成・コレクションがゲームの構造ということで単純明快で、ゲーム慣れしていなくても始めやすいのも魅力となっています。

P2E(Play to Earn)ゲームの始め方・手順

P2Eゲームの銘柄別の特徴がわかったところで、これから一般的なP2Eゲームの始め方を紹介します。

1.ウォレット「メタマスク」をインストールしよう

P2Eゲームでの入出金はイーサリアムなどの仮想通貨で取引されるので、イーサリアムウォレットである「メタマスク」をインストールする必要があります。

仮想通貨を取り扱う場合は必ず、各仮想通貨に対応したウォレットを持たなければいけません。P2Eゲームの多くはイーサリアムブロックチェーン上に作られているので、メタマスクが対応している場合が多いです。

ただし、タイトルによってはメタマスクに対応していない仮想通貨を用いることがあるので、事前にチェックする必要があります。

2.イーサリアムを取引しよう

メタマスクが準備できたらイーサリアムを取引してみましょう。NFTの入手や日本円に換金する場合は、仮想通貨の代表格であるイーサリアムが便利です。

日本円をイーサリアムに交換する場合は仮想通貨取引所でレートに合わせて換金されます。交換手数料が無料の取引所もあるのでチェックしておくといいでしょう。

3イーサリアムをメタマスクに送金しよう

無事にイーサリアムを取得することができたら、メタマスクに送金しましょう。

仮想通貨取引所でメタマスクのウォレットアドレスを入力して出金手続きをすると、イーサリアムを送金することができます。
この時にウォレットアドレスを間違うとイーサリアムが無くなる可能性があるので二重チェックを怠らないようにしてください

4.ゲームアカウントを作成しよう

では、いよいよゲームアカウントを作成していきましょう。アカウント作成は、ほとんどのタイトルが無料で行えるので安心してください。

ガイダンスに則って必要事項を入力してください。Googleアカウントでアカウント作成できるタイトルもありますよ。

5. メタマスクを接続しよう

ゲームアカウントができたらメタマスクを接続してください。またはメタマスクのアカウントでゲームにログインできるタイトルであれば、簡単に接続が完了します。

設定のわかりやすい場所に接続画面があることが多いです。

P2E(Play to Earn)のメリット

P2Eゲームをプレイすることによるメリットは、主に4つあるのでこれから紹介します。

1.誰でも日常的にお金を稼げる

P2Eゲームは誰でも日常的にお金を稼ぐことができます。

テレビゲームが楽しくて時間を忘れて熱中してしまうという経験は、誰しもあるはずです。P2Eゲームであれば、普段の息抜きや娯楽でゲームを楽しむ感覚で、トークンや報酬を得ることが出来てしまうのです。

2.ゲームが終了しても希少性の高いNFTが残る

P2Eゲームのタイトルが終了してもNFTは残ります

非P2Eのオンラインゲームでは、タイトルが終了すればキャラやアイテムは無価値になってしまいますよね。NFTは代替不可能な固有の資産としてブロックチェーン上に残り続け、仮想空間上で活用できる場合があるので、完全に価値が消えることはないのです。

3.ゲームで不正が発生しにくい

P2Eゲームでは不正操作やセキュリティトラブルが発生しにくいです。

ブロックチェーンは高度なセキュリティで担保された確固たる信用を勝ち取っている技術で、P2Eゲームを構築しています。
P2Eゲームは改ざんが不可能なNFTを取り扱う、安心安全な環境が確立されたコンテンツです。

4.仮想通貨の価値が上がる

P2Eゲームで得た仮想通貨の価値が上昇していくことは大いにあります。

日本円と仮想通貨のレート次第では、取得当初から大幅に価値が上がった仮想通貨で大きな儲けを出したケースも珍しくありません。

ただし、仮想通貨の価値が下落するというリスクも考慮しながらトレードをすることをおすすめします。

P2E(Play to Earn)のデメリット・注意点

P2Eゲームのデメリットは以下の3つです。必ず把握してリスクマネジメントを心がけてください。

1.初期費用が高い

P2Eゲームの特色としては、最初にNFTを購入するなどの初期費用がかかってしまうことです。

もちろんプレイ自体は無料で行えるものがほとんどですが、ゲームを本気で楽しむためには最初に数万円のNFTを購入することになる場合があります。誰でも簡単に始めることができないという現実はあるのかもしれません。

2.始めるまでの手順が複雑で参入障壁が高い

P2Eゲームを始めるのに手順がややこしくて参入できないという声もあります。

上記で紹介したように、始めるまでにはウォレットの準備や仮想通貨取引所の手続きを踏まなくてはいけません。慣れない人には参入障壁になり、やりたくても諦めてしまう方もいるようです。

3.収益が不安定

変動率の高い仮想通貨で収入を得ようとする場合は、どうしても不安定になってしまいます。

ゲーム運営側の報酬は固定のイーサリアムでになっていても、日本円に換金した場合に損益を被る場合があります。またP2Eゲーム独自のトークンはゲームの人気度や信用度の関係で価値が下がってしまうことも考慮する必要があるでしょう。

P2E(Play to Earn)に関するQ&A

ここからは、P2Eゲームに関するよくある質問に回答していきます。

Q.ゲームの安全性は?

広く定着してきたP2Eゲームですが、まだ法整備が追いついておらずハッキングのリスクがあるので、完全に安全とはいいきれません

ブロックチェーン技術でNFTの改ざんはできないにしても、ウォレットをのっとられる事案は過去に発生しています。100%の安全神話はないと考えておいてください。

Q.未成年でもゲームをプレイできる?

多くのP2Eゲームは未成年でもプレイできます。ゲームタイトルによっては年齢制限を設けている場合があるので、公式サイトを確認ください。

ただし、仮想通貨で収益を得たい場合は注意が必要です。仮想通貨取引所の年齢制限が18歳以上としていることが多いため、未成年は報酬を得ることはできないと考えていいでしょう

Q.ゲームで得た報酬に税金はかかる?

P2Eゲームで得た報酬は雑所得として課税対象となります。また年間の収入が20万円を超えると、確定申告が必要です。

変動性の高い仮想通貨の報酬は管理が複雑なので、あらかじめ調べておきましょう。

まとめ

P2Eゲームは、誰でも楽しめて実際に稼ぐことができるので、魅力的なオンラインゲームです。

リアルマネーを稼ぐためには仮想通貨ウォレットや仮想通貨取引所での送金手続きなど複雑な取引が必要ですが、「やってみたら案外簡単だった」という方は多いです。

仮想通貨の価格変動のリスクを考慮しながら、P2Eゲームで稼げる楽しさを是非体感してみてください。

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