ユニバーサルがオンラインカジノ団体の暴走に激怒!将来は裁判もあり得るのか!?

オンラインカジノ団体の暴走にユニバーサルが立ち上がった!

ユニバーサルといえば、パチンコやパチスロを製造、販売しているメーカーであり、業界の中でも大きな存在感を放っています。

ユニバーサル最大のコンテンツは「ミリオンゴッド」シリーズであり、ホームページでも大きく取り上げられています。

「ユニバーサルの顔」とも言えるミリオンゴッドシリーズが、あるオンラインカジノ団体によって不正にリ用されていることが明らかとなり、大きな事態に発展しています。

事の発端は、オンラインカジノ団体である「テクノゲーミング」が、あたかもミリオンゴッドシリーズがオンライン上でプレイができるかのように宣伝していたことにあります。

しかも、ユニバーサルの許可を得たと読み取れる内容だったために、ユニバーサルが本腰をあげて調査することになったようです。

今回の事態を受けて、ユニバーサルは正式に「テクノゲーミング」との関係性を否定する旨を表明しましたが、このような表明を出すのは非常に珍しいことです。

無許可で勝手に宣伝に利用したというのは明らかに問題があるわけですが、どうしてユニバーサルは異例の表明を出すことにしたのでしょうか。

今回の事態をわかりやすく砕きながら、ユニバーサルが抱えている問題点を深掘りしていきたいと思います。

オンラインでミリオンゴッドがプレイできるのは脅威でしかない?

ユニバーサルの大人気コンテンツ「ミリオンゴッド」シリーズは、今から20年前の2002年、4号機パチスロとしてリリースされました。

続編となる5号機「アナザーゴッドハーデス」や「ミリオンゴッド神々の凱旋」でもヒットを飛ばし、5号機の代表機種として歴史に名を刻んでいます。

今は6号機となり、まだ後継機としてのミリオンゴッドシリーズはリリースされていないものの、続編を切望しているファンはとても多いようです。

6号機のミリオンゴッドシリーズは準備が進められている状況だと思いますが、このような状況でオンラインでミリオンゴッドが打てるという話が広まったら、どうなるでしょうか?

漫画も映画もスマホ一つで完結できてしまう令和の時代に、スマホでミリオンゴッドがプレイできるようになってしまったら、ホールに来てくれるお客は間違いなく減るでしょう。

ただでさえ世界的に流行している感染症の影響で業界は縮小してしまっているのに、追い打ちになりかねません。

ユニバーサルはパチンコやパチスロを製造、販売するメーカーなので、自分の会社に悪影響を及ぼすことになります。

しかも、ミリオンゴッドシリーズのせいでホールの売上が落ちたなどと言われるようになっては、ブランドイメージの低下に繋がってしまいます。

いち早くユニバーサルが声明を出したのは、十分納得できることだったと言えます。

オンラインカジノというグレーゾーンな存在

日本では賭博が禁止されているため、現在日本にはカジノはありません。

かつては日本でもIR(総合型リゾート)の機運が高まりましたが、汚職事件などがあってすっかり下火になってしまいましたね。

しばらくは日本にカジノができることはなさそうなので、カジノは違法であるという見解も変わりそうにありません。

では、最近よく耳にする「オンラインカジノ」はどうでしょうか。

オンラインカジノは、日本以外の国で公式ライセンスを獲得しているため、日本で賭博をしているということにはならないそうです。

正確には、日本から海外にアクセスして、海外のオンラインカジノをプレイするという行為については、法律で定められていないのです。

オンラインカジノがグレーだと言われているのは、「おそらく法律ができたらNGになるだろうけど、まだ法律そのものがないからNGになっていない」という認識が広がっているからです。

そのため、違法じゃないというよりは、合法でもなく抜け穴状態になっているという認識の方が正しいかもしれませんね。

このような状況を鑑みると、まるでユニバーサルが将来違法になるかもしれないオンラインカジノに関わっていると思われることは、ユニバーサルとしては避けたいことだろうなと予想することができます。

「テクノゲーミング」とユニバーサルの直接対決は近い!?

ユニバーサルからの表明を見ると、「引き続き調査をおこない、必要に応じて然るべき法的措置を講じることも検討している」という記載があります。今は調査段階だけど、いずれ情報を集めて訴えてやるからな!という意思のようにも感じます。

過去にユニバーサルは同じパチスロメーカーと裁判で争ったこともありますし、ユニバーサルが訴訟することは特に珍しいことではありません。

今回はユニバーサルが抱える懸念が非常に大きい事態であるため、何もせずに終わるというのは考えづらいかなと思います。

今後の動向に目が離せません。

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