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  • 2022.09.05

オンラインパチンコは違法?合法?安全性や逮捕されるか・換金について徹底解説

オンラインパチンコとは、ネット上でパチンコを楽しむことのできるオンラインカジノの一種です。

賭博が禁止されている日本では、オンラインパチンコのようなギャンブルは「違法?合法?はたまた逮捕される?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

大好きなパチンコだからこそ、安心安全で楽しみたいものです。そこで本記事では以下の内容を紹介しています。

  • オンラインパチンコの安全性
  • リアル店舗との違い
  • オンラインパチンコで過去の逮捕例
  • オンラインパチンコは実際儲かるの?
  • オンラインパチンコのメリット・デメリット

オンラインパチンコをしてみたけれど、本当にやっても大丈夫か不安だという方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

オンラインパチンコとは?

オンラインパチンコとは 、インターネット上でパチンコやスロットを楽しむことができる遊戯サイトのことです。

では、リアル店舗のパチンコとの違いはどのようなところにあるのでしょうか。ここからは、その違いについて解説していきます。

リアル店舗とオンラインパチンコの違い

結論からいうと、リアル店舗とオンラインパチンコは同じギャンブルという点では違いがありません。しかし、ギャンブルという点以外では違いはいくつかあります。オンラインパチンコとリアル店舗との違いは以下のとおりです。

  • 実店舗があるか否か
  • 換金所があるか否か
  • 運営拠点が日本か海外か
  • お金の換金方法が違う

オンラインパチンコは、オンライン上の仮想空間です。そのため、実店舗はありません。そして、リアル店舗のように景品や換金する場所がないことがオンラインパチンコの特徴のうちの1つです。リアル店舗は直接出玉を換金できますが、オンラインパチンコでは、銀行送金や電子マネーなど、出玉の換金方法が限られています。

後述しますが、リアル店舗の運営元の所在地は日本にあるのに対し、オンラインパチンコの場合、海外が運営元の拠点です。海外に拠点を置いているおかげで、合法性を担保しています。以上の点がオンラインパチンコとリアル店舗の違いです。

日本においてのギャンブルの扱い

パチンコのリアル店舗は日本で運営している娯楽のひとつです。基本的に、日本は刑法の賭博法によりギャンブルは禁止されています。しかし、なぜリアル店舗は、法に触れることなく運営ができているのでしょうか。

理由としては、三店方式により違法性を回避しているからです。それでは、刑法による禁止と三店方式とはどのような関係性にあるのでしょうか。ここから、詳しく解説していきます。

刑法

リアル店舗のパチンコは、日本の刑法によって禁止されている賭博行為ではないのでしょうか。まずは、刑法について解説をしていきます。

第百八十五条 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

刑法185条によると、「賭博をしたものは50万以下の罰金」といわれています。しかし、結論からいうと、パチンコは賭博かどうかはグレーゾーンというのが正しい認識です。パチンコの違法性が問われるか否かの最大の論点としては、パチンコは賭博、娯楽どちらなのかという点が挙げられます。

ここでいう賭博とは、以下の2つで構成されています。

  • 偶然の勝敗により勝者が財物を得て、敗者が財物を失うこと
  • 財物や財産上の利益を賭けること(ただし、「一時の娯楽に供する物」を除く)

そしてパチンコについては、以下の見解を総合して、パチンコは賭博ではないとされています。

  • 偶然の勝敗であること
  • 財物を賭けていない
  • 一時の娯楽に供する物に該当する

社会的には、パチンコはギャンブルではなく、娯楽という見方が強いということです。

パチンコと三方式

パチンコと三店方式先述したとおり、パチンコは賭博ではなくギャンブルという娯楽に分類されます。しかし、どういう見方をすればパチンコが娯楽という定義に当てはまるのでしょうか。

パチンコを娯楽という定義を可能にする考え方が三店方式です。ここからは、三店方式の内容や歴史について、説明していきます。

三店方式とは

三店方式(さんてんほうしき)とは、日本のパチンコ店でとられている営業形態です。パチンコ店と品交換所と景品問屋の3つの業者が関係しています。パチンコ遊技者が一度パチンコ玉と特殊景品を交換します。その後、景品を現金と交換します。

このようにパチンコ玉の現金化が行われていて、違法性はとわれていません。ただし、この方法は、賭博性を含んでおり、この営業形態に対して「脱法行為なのではないか」を指摘する意見もあり、よく議論になっています。

要するに、三店方式とは金品のやり取りではなく、あくまで景品のやり取りで収まってるということです。

三店方式の歴史

戦後、パチンコは娯楽として庶民の間で人気がありました。

当時人気だった景品はたばこでしたが、そのたばこを客から安価に買い取って、高値でパチンコ店に売る暴力団が増えていきました。

暴力団の資金源となることを防ぐため、買取所を設置し社会的弱者を雇用しました。このように、暴力団を排除するための三店方式が、大阪で導入されたのが始まりです。

オンラインパチンコは違法になる?

結論からいうと、オンラインパチンコは違法にはなりません。というのも、オンラインパチンコの営業拠点は海外にあるからです。

海外の会社によって運営されているため、海外のサーバーやサービスの扱いとなります。運営諸国の承認さえあれば、世界中どこでサイト運営しようと違法性は一切ありません。

サイト拠点が海外である以上、日本でプレイしていたとしても日本の法律である刑法に抵触しないのです。

以上の理由からオンラインパチンコは合法といえます。

オンラインパチンコは合法

賭博罪が存在する日本では、「お金を賭けたギャンブルは違法なのではないか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

しかし、先述の通り多くのオンラインパチンコは海外の会社が運営していて、オンラインパチンコは違法ではありません。

中には、日本で営業しているオンラインパチンコもありますが、換金できない娯楽ゲームとしてサイト運営しているため、その場合も合法となります。

海外拠点でライセンスをとれる

オンラインパチンコは、海外拠点でライセンスを取得していることが前提です。代表的な例でいうと、マルタライセンスやキュラソーライセンスなどが挙げられます。

ライセンスとは、各国で第三機関の監査や、各国の承認基準を満たして付与される許可証のことです。そのため、ライセンスとは信用の証であり、世界中どこでもギャンブルのサイト運営ができます。

オンラインパチンコと賭博罪

そもそも、なぜオンラインパチンコは、賭博罪に該当しないのでしょうか。

オンラインパチンコが賭博罪の対象になるかどうかは、「オンラインパチンコの運営所在地がどこにあるか」が最大の論点となります。賭博罪は、先述したとおり日本の刑法ですので、運営元が日本の企業であれば当然処罰されます。

一方、海外拠点であれば、日本の刑法で処罰は難しくなってしまいます。そのような点から、オンラインパチンコが賭博罪に問われることはなく、違法性はグレーゾーンといえるのです。

オンラインパチンコで換金はできる?

ギャンブルとしてではなく娯楽ゲーム目的のオンラインパチンコは、換金できません。娯楽ゲーム目的のオンラインパチンコというと、777タウンなどの月額制のオンラインパチンコが挙げられます。

このような月額制パチンコは、実在するパチンコやスロットをオンライン上でプレイできるところが売りで多くのユーザーに遊戯されています。そのため、「運営目的が娯楽ゲームである」「サイト拠点が日本」という点でサイト内で換金する事ができません。

オンラインパチンコで逮捕される?

実は、オンラインパチンコで過去に逮捕事例があります。そのため、オンラインパチンコで逮捕されないとはいい切れません。「オンラインパチンコは合法」の常識をくつがえした衝撃的事件は「ドリームカジノ事件」と呼ばれています。

事件概要を簡単にまとめると以下のとおりです。

報道された内容

オンラインパチンコを国内で運営していたとして、会社役員含め5人が逮捕されました。運営拠点は登録上は海外(キュラソー)でしたが、実際は国内だったのです。日本人向け仕様のサイト設計、ライセンスの信用性などが立ち入り調査の決め手となり、京都地検は常習賭博の罪で大阪市中央区、ネット関連会社役員の男(39)ら男2人を、常習賭博ほう助の罪で同区の会社員男(27)ら男2人を起訴したのです。

実際にドリームカジノは国内口座で1600名以上の顧客がおり、動いたお金は23億以上といわれています。この国内口座の経営で約10億4400万円の収益を上げていたとみられており、インターネットを使った、オンラインパチンコ史上初の賭博罪を適用して逮捕につながりました。

報道による影響

この事件を機に「オンラインカジノが検挙された」「オンラインパチンコの利用者で逮捕者出た」など報道による影響はありません。しかしその後、略式不起訴で終わっていますが、運営サイトではなくプレイヤーが訴訟を起こされる事態も発生しました。(スマートカジノ事件)

そのため、日本の警察が全く監視していないということも考えづらいです。過去の事例がある以上、絶対に逮捕されないとはいい切れません。オンラインパチンコは、個人の責任範囲内でプレイしましょう。

捕まった原因

捕まった原因は、実質的な運営が大阪市天王寺区の事務所で行われていたと判断されたことです。しかし、ドリームカジノは、海外のキュラソーライセンスを取得していました。

結論からいうと、海外ライセンスがあったとて実質拠点が国内にある以上、日本の賭博罪は十分に成立するということです。

オンラインパチンコは儲かる?

オンラインパチンコが儲かる理由は、「還元率(ペイアウト率)が高い」からです。

還元率とはゲームにおける期待値のことで、ゲームに賭けた金額に対して戻ってくる金額の割合のことを指します。以下はギャンブル別の還元率表です。

ギャンブル名 還元率 管轄庁または運営
オンラインカジノ 98% 各国の運営サイト
パチンコ・スロット 80〜85% 各自治体
競馬 74.10% 農林産業
競艇・競輪・オートレース 74.90% 国土交通省
スポーツ復興くじ 49.60% 文部科学省
宝くじ 45.70% 経済産業省

一般的にパチンコの還元率は80%前後だといわれています。そのため、宝くじ(約45.7%)・競馬(約74.1%)と比べると、パチンコは高い還元率を持っていることがお分かりいただけると思うのではないでしょうか。

このようにパチンコ自体の還元率が高いため、オンラインパチンコは十分に稼げるポテンシャルを持っているといえるでしょう。

オンラインパチンコのメリット

ここまででオンラインパチンコは、「儲かる」「日本でも合法」と説明しました。

それでも「ほかにもメリットはあるのか」「どういうところが楽しめるのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。「儲かる」であったり「日本でも合法」以外にもオンライン上で楽しめるメリットは数多くあります。

オンラインパチンコのメリットは以下のとおりです。

どこでも遊ぶことができる

オンラインパチンコは、PC・スマホでどこでも遊ぶことができます。隙間時間や暇な時間も無駄なく、ゲームに熱中することができます。

パチンコをやっているのが周囲にバレたくないという方も、スマホひとつで遊ぶことができるのでおすすめです。

昔の機種で遊ぶことができる

オンラインパチンコは、実在する台から昔の台まで選んでプレイすることができます。もしあの頃の台懐かしいということがあれば、オンラインパチンコであれば現代でも楽しむことができます。

周りの目を気にせず遊ぶことができる

リアル店舗のパチンコは、後ろめたいわけでもないですが、周りの目が気になることがあるのではないでしょうか。

その点、オンラインパチンコは、仮想空間のため周りを気にすることはありません。自宅でもどこでもゲームに集中できるところは、オンラインパチンコのメリットだといえるでしょう。

オンラインパチンコのデメリット

ここまで、オンラインパチンコのメリットを解説してきました。次に気になるのはデメリットではないでしょうか。オンラインパチンコをプレイするうえで、目的によってオンラインパチンコのデメリットを感じるでしょう。

ここからは、オンラインパチンコをするうえでのデメリットを解説していきます。

換金することができない

基本的に、遊ぶことが目的なオンラインパチンコは換金ができません。先述の通り、日本には賭博罪があり、換金可能にすると刑法に触れてしまう可能性があります。そのため、オンラインパチンコは娯楽目的で運営していることが多いです。

運営サイトは娯楽目的でサービスを運用していますので、サイト内のポイントはサイトの範囲内でしか利用できないことが多いです。

利用料がかかってしまうこともある

オンラインパチンコの中には課金や月額料金がかかるものもあります。遊ばなくてもお金がかかるため遊ぶ頻度が少ない方にとってはデメリットだと感じてしまう方もいるでしょう。

スリルや快感が実機に劣ってしまう

パチンコの醍醐味は確変に入ったときや、リーチになる前の臨場感といっても過言ではありません。リーチ前の臨場感を味わうためにパチンコをやっているという方も多いのではないでしょうか。オンラインパチンコにはそういったスリルや快感は店舗と比べると劣っています。

リアル店舗のパチンコに慣れている方には、オンラインパチンコは少し物足りないと感じてしまうでしょう。

まとめ

本記事では、オンラインパチンコの違法性について解説してきました。

オンラインパチンコとは、リアル店舗と同じように換金やアイテム交換ができるインターネット上のギャンブルです。オンライン上の仮想空間ですので、スマホ・PCさえあればどこでも、いつでもパチンコを楽しむことができます。また、ほかの公営ギャンブルと比べても、還元率が高いため稼ぎやすいといえるでしょう。

オンラインパチンコでプレイする際に、気をつけたいところは運営元の所在が日本ではないかという点です。というのも、日本では、刑法によりオンラインパチンコのような賭博は禁止されているからです。

過去に似た内容で、逮捕例があるためプレイする前は、必ず確認しておきましょう。オンラインパチンコとは、海外ライセンスで安全性が保証された遊戯サイトですので、運営拠点が海外である限り日本の賭博罪は成立しません。

違法性は一切ないため安心してください。本来のオンラインパチンコはたいへん安全性の高い仮想空間です。

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