NFTを換金する手順は3つ!気になる手数料や税金についても解説!

NFTを換金するには、まずNFTを保有するところから始めましょう。しかし、NFTを保有するといわれても難しいイメージがあり、「稼ぐまでどのようなステップを踏めばいいのかわからなくて大変そう」このように思っている方も多いのではないでしょうか。

確かに、NFTを換金するには仮想通貨の取引所を開設したり、NFTを購入したりする必要があります。しかし、本記事を読めば、誰でもNFTを保有できるようになったり、換金するタイミングを理解できたりするので、NFTで稼ぐ方法がわかるようになります。

また、本記事では、NFTの購入方法から仮想通貨取引所の開設方法、さらに換金後に発生する税金についても詳しく解説しています。これからNFTに触れてみたい方やNFTの基礎に立ち返りたいという方にはおすすめの記事になっているので、ぜひ読み進めてみてください。

NFTとは

NFTとは(Non-Fungible Token)の頭文字をとっており、日本語では「代替え不可能なトークン」という意味です。NFTはデジタルデータであり、コピーや複製は一切できません。NFTが登場する前は、音楽CDや有名アーティストの絵などは誰でも簡単にコピーできたので量産され、希少価値がありませんでした。

しかし、NFTはブロックチェーン技術を使っているので、コピーや複製ができないようになっており、有名な音楽アーティストによって作成した曲という判断ができます。そのため、希少価値を出せるのです。

ブロックチェーン技術は、全ての取引を全員で共有していく分散型の台帳であり、仮にAさんがデータを書き換えたとしても書き換えたというデータが残るので、バレずに改ざんすることはできません。データは一度書き換えると削除できず残り続けます。

NFTはこのようなブロックチェーン技術によって、「このデジタルデータは本物」という証明をされるのです。

NFTでお金を稼ぐにはどうする?

NFTで稼ぐには、実際にNFTを保有しましょう。NFTを手に入れる方法としては以下の4つです。

  1. NFTゲームをプレイしてアイテムなどを獲得する
  2. アートなどオリジナルコンテンツを作成する
  3. ​​NFTマーケットプレイスでNFTを購入する
  4. 仮想通貨銘柄を購入する

1つずつ順番に解説していきます。

NFTゲームをプレイしてアイテムなどを獲得する

NFTで稼ぐには、NFTゲームをプレイしてアイテムやキャラクターを獲得しましょう。アイテムなどはNFT化されているので、レベルを上げたり、レアキャラクターが出たりすれば売却できるのでマーケットプレイスに出品してお金を得ることができます。

例えばSTEPN(ステップン)というゲームは歩くだけで稼げるゲームで、非常に人気があります。歩くとゲーム内通貨の(GST)を獲得できたり、アイテムをもらえたりできます。

他にも、人気なNFTゲームとしてはThe Sandbox(ザ・サンドボックス)というゲームがあります。このゲームでは、ゲーム内の土地に家や学校などを建てます。土地などはNFTになっており、国内や海外のマーケットプレイスで売却できる魅力のあるゲームです。

STEPNのゲーム内通貨(GST)や、The Sandboxのゲーム内通貨の(SAND)は上場しているので、仮想通貨取引所を利用するとすぐに日本円に換金できます。

アートなどオリジナルコンテンツを作成する

NFTは自分で作成できるので、出品すれば購入者が現れるでしょう。もしアートや音楽などを自分で作成できるなら、NFTに紐付けして販売できます。最近では、プロでなくても自分の作品をNFT化し、出品している人が多いです。というのも、誰でも自由に価格を自分で設定できたり、自分が販売したいものを作って出品できたりするからです。

また、NFTの魅力として、「二次流通」という制度があります。二次流通はクリエイター(制作者)が作成したものを誰かが購入すると、クリエイターに手数料が支払われ続けるという仕組みです。つまりNFTは、転売されても商品を購入され続けられれば、永遠にクリエイターに報酬が入るという仕組みになっています。

NFTは二次流通もあるので、自分でNFTを作成し、販売する人が増えているのです。

NFTマーケットプレイスでNFTを購入する

次にNFTマーケットプレイスでNFTを購入してみるのも良いでしょう。購入したNFTが高くなってから売却するのを繰り返すと稼げるようになります。

稼ぐためには、NFTマーケットプレイスに登録する必要があるので登録しておきましょう。

有名なマーケットプレイスは次の3つです。

  • Adam by GMO(アダムバイ・ジーエムオー)(国内)
  • コインチェック NFT(国内β版)
  • OpenSea「オープンシー」(海外)

マーケットプレイスは、NFtを出品したり、出庫したりすると手数料が発生します。
それぞれのマーケットプレイスの手数料を一覧にしましたので、参考にしてください

マーケットプレイス 出品手数料 出庫手数料 決済手数料 ガス代

(ネットワーク手数料)

Adam by GMO(国内) 5%(二次出品) なし クレジットカードのみ3% 別途発生
コインチェック NFT(β版) 10% 0.01ETH(イーサ) なし 出庫の場合別途発生
OpenSea(海外) 2.5% なし なし 初出品のときに発生

以上が、各マーケットプレイスの手数料です。

仮想通貨銘柄を購入する

次はNFT関連銘柄である仮想通貨を購入し、稼ぐ方法を解説します。NFT関連銘柄はおよそ100種類以上あり、初心者はどの銘柄を購入すれば良いか迷うでしょう。

まず選ぶ基準としては、銘柄の時価総額を調べたり、特徴や将来性、取り扱われている取引所を調べたりしていきます。

例えば、仮想通貨の価格情報サイト「CoinGecko」では、時価総額などを閲覧できます。
検索するときは、「NFT」の項目を選択すると、各銘柄のチャートなど細かな情報を得られるので参考になります。

おすすめのNFT関連銘柄は、CoinGenkoで調べた結果、以下の4つです。

  • Enjin Coin(エンジンコイン/ENJ)
  • Chiliz(チリーズ/CHZ)
  • Decentraland(ディセントラランド/MANA)
  • Flow(フロウ/FLOW)

これらの銘柄はNFTゲームで使われていたり、時価総額が高かったりするので将来性や信頼性があります。もし購入に迷う場合は、4つのNFT関連銘柄のいずれかを検討してみてはいかがでしょうか。

 

手順1.NFTを換金するための準備をしよう

NFTを保有していると必ず換金するときがきます。ここではNFTを換金するための方法を2つ解説していきます。

  1. 仮想通貨取引所の口座を開設しよう
  2. ウォレットを作成しよう

それでは、順番に見ていきましょう。

仮想通貨取引所の口座を開設しよう

まず国内の仮想通貨取引所の口座を開設していきます。取引所は多くありますが、おすすめはコインチェックです。というのも、コインチェックは、マネックスグループ株式会社(東証プライム上場8698)のグループ企業であり国内最大手になっているからです。

また、コインチェックのアプリは、スマホ版もリリースされており、初心者の方でも操作画面がわかりやすく誰でも簡単に利用できます。

また、コインチェックには「コインチェックNFT(β版)」が存在し、NFTとの相性も抜群です。基本的にNFTは出品したり、購入したりするときは、ガス代(ネットワーク手数料)が発生します。

しかし、コインチェックNFTでは、ガス代(ネットワーク手数料)は発生しません。というのも、ガス代の高騰が問題になっており、NFTを利用する人の負担になるのをコインチェックが負担しているからです。

コインチェックは、ガス代を無料にし、新しくNFTに触れられる人を増やしていこうとし、ガス代をなくしました。NFTはこうしたコインチェックの取り組みもあり、少しずつ利用者は増加傾向にあります。

コインチェックの使い方を詳しく知りたい方は「コインチェックの使い方」の記事をご覧ください。

ウォレットを作成しよう

コインチェックの口座開設ができたら、ウォレットを作成していきましょう。ウォレットとは、仮想通貨を購入したり、売却したりするときに必要になる財布の役割を果たします。もし、ウォレットがなければ取引は一切できませんので、必ず開設していきましょう。

おすすめは、「メタマスク」です。

メタマスクは、仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンに対応しているので、多くの方が利用しています。例えば、NFTゲームをプレイするときだったり、マーケットプレイスでNFTを購入したりするときなどに必要です。

他にもメタマスクでは、1つのウォレットで複数のチェーンをたった1つで管理できるので、非常に便利になっており利用者も多くなっています。

NFTを換金する準備としては、コインチェックとメタマスクの開設ができたら完了です。

コインチェックNFTを使って換金しよう

コインチェックの口座を開設したユーザーは、NFTマーケットプレイス(β版)も利用できます。ここでは、コインチェックを利用して購入から売却するまでの方法を4つの手順で解説していきます。

コインチェック NFT(β版)を利用する

コインチェックNFTとは、国内で初めて取引ができるようになったマーケットプレイスです。これまで海外の取引所を中心に利用されてきましたが、英語を日本語に翻訳する必要があったので手間がかかりました。

しかし、このような負担は、コインチェックNFTを利用すると軽減されます。というのも、コインチェックは国内の取引所であり、画面の操作や取引など全て日本語対応しているからです。

トラブルの発生時は、日本語で気軽に問い合わせもできるので安心して利用することができるでしょう。

NFTマーケットプレイスにログインして入庫する

次はNFTマーケットプレイス(β版)にログインします。やり方としては、コインチェックにログイン後、画面左下より「コインチェックNFT(β版)」を選びます。コインチェックの口座開設者は、誰でもマーケットプレイスにログインできます。

次からは入庫までの手順を解説します。

まずコインチェックNFTとメタマスと連携しましょう。連携の仕方は取引アカウントにログインし、マイページを選択後に「メタマスクに接続する」を選択するだけです。

接続後に「メタマスクから入庫」を選びましょう。

選ぶと入庫したいゲームタイトルのNFTと、Token IDを入力する画面が出てきます。Token IDは「miime」という別のサイトのアカウントに登録する必要があるので、事前に登録しておきましょう。

あとは、画面の指示に従って操作していけば、NFTを入庫できるようになります。
他にも「Etherscan」というサイトからもToken IDを検索できます。

実際にNFTを購入する

コインチェックNFTを利用して購入するには、まず購入したいNFTを選択しましょう。コインチェックNFTで取り扱っているNFTは、次の通りです。

  • CRYPTO SPELLS
  • The Samdbox
  • NFTトレカ
  • Sorare
  • Meebits
  • TOMO KOIZUMI
  • Decentraland
  • Art Blocks

以上8種類です。

購入する際の注意点としては、必ず「出品中」と記載のあるものを選ぶことです。なお、利用する仮想通貨とは、出品者が受け取りたい仮想通貨のことを表示しているので、注意してください。

例えば、出品者が、イーサリアム(ETH)で指定しているなら、こちらはイーサリアムを用意して購入する流れになります。

購入したNFTを出品しよう

購入したNFTは、高値で売却できそうなら、コインチェックマーケットプレイスを使って出品してみましょう。入庫が完了したら、受け取る通貨と出品金額を設定して、出品登録するだけで簡単にできます。

注意点として、売却できた場合は販売価格の手数料として10%が差し引かれるので、その金額を考慮して料金を設定していきましょう。

【銘柄別】NTFを換金する方法

NFTを換金するには、保有している仮想通貨によって取引所で直接換金できたり、別の仮想通貨に換金してから日本円にしたりします。

ここではコインチェックを使ってNFTを換金する方法を解説していきます。なお日本円に換金する場合は、さまざまな手数料が発生するので、考慮しておきましょう。

コインチェックにある銘柄を換金する方法

NFTマーケットプレイスなどで購入したNFTを換金するには、保有しているトークンがコインチェックにある銘柄の場合、すぐに換金できます。コインチェックにある仮想通貨銘柄は、15種類あるのでコインチェックのサイトを参考にしてみてください。

換金するときの注意点としては、スプレッドが発生したり、出金手数料が発生したりすることです。スプレッドとは、仮想通貨購入時の価格と売却時に発生する差額のことを表します。また、コインチェックで発生する出金手数料は、407円になるのでこちらも考慮しておくようにしましょう。

ゲームのNFTアイテムなどを換金するには

NFTゲームなどで獲得したアイテムやキャラクターはほぼNFT化されているので、売却して日本円に換金できます。やり方としては、ゲーム内通貨を、コインチェックの取引所にある通貨に変えて、日本円にする方法が挙げられます。

例えば、STEPNというゲームは(GST)という通貨を使っており、GSTをXRP(リップル)という通貨に変えます。XRP(リップル)にしたら、国内の取引所で日本円に換金する流れになります。

少々複雑ですが、あいにく現在のところ手段がありません。しかし、NFTゲームや仮想通貨は注目度が高いので、今後さまざまな通貨に変換せずとも、直接換金できるようになるでしょう。

NFTを換金するのにおすすめのタイミング

NFTを換金するタイミングとしては、保有しているNFTの価格が高騰したときや、良い情報が出たときが良いでしょう。例えば、有名なNFTとして「CryptoNinja」(クリプト忍者)があります。

このNFTは2022年5月に発売されてから、価格が数十倍にまで上昇しています。というのも、有名インフルエンサーや、企業のトップの発言が影響しているからです。

NFTを換金するタイミングを見極めるには、TwitterでNFTインフルエンサーや、有名企業などをフォローしたり、インターネットで学習したりしましょう。

他にも目標としている金額に達成しそうな場合は、換金を検討してみると良いです。

NFTの換金に関するよくあるQ&A

NFTの換金をするときに寄せられた質問事項をみていきます。特に手数料や、税金の面での質問が多いのでお答えしていきます。

NFTを換金したら税金は発生する?

NFTを換金するということは、仮想通貨(暗号資産)を現金化することになるので税金が発生します。暗号資産は「雑所得」に分類されるので、高所得になると課税率が上がる累進課税になります。

課税される所得の金額や、税率、控除額を表にしてまとめましたので参考にしてください。

課税される所得金額 税率 控除額
1,000円〜1,949,000円まで 5% 0円
1,950,000円〜3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円〜6,949,000円まで 20% 427,500円
6,950,000円〜8,999,000円まで 23% 636,000円
9,000,000円〜17,999,000円まで 33% 1,536,000円
18,000,000円〜39,999,000円まで 40% 2,796,000円
40,000,000円以上 45% 4,796,000円

出典:国税庁所得税の税率

NFTを換金するときの手数料はどれくらい?

NFTを換金するときに発生する手数料の種類は次の3つです。

  • 売買手数料
  • スプレッド
  • 出金手数料

NFTを換金すると以上の手数料が発生します。

売買手数料は、仮想通貨の取引所で発生するものです。一方、販売所を利用すればスプレッドが発生します。また、現金化して出金する場合は出金手数料が発生します。一部手数料のかからない業者がありますが、基本的に手数料は発生することを考慮しておくようにしましょう。

 

NFTは日本円にも換金できる?

保有しているNFTは日本円に換金することができます。換金方法はマーケットプレイスを通じて直接換金できる場合や、仮想通貨を別の通貨に換金していき、最終的に日本円に換金する方法があります。

現在NFTゲームの「ゲーム内通貨」の場合は、日本円に換金するまでに、仮想通貨を2〜3回交換していく必要があります。

 

NFTを換金して現金化していこう

NFTを換金するには、仮想通貨取引所を開設したり、ウォレットを開設したりするので初めてだと戸惑うでしょう。しかし、本記事で紹介した方法で実は簡単にNFTは換金することができます。

NFTは、ゲームでも保有することができますが、様々な仮想通貨に変換していき、ようやく日本円に換金できます。ゲームに興味ない方は、NFTマーケットプレイスを利用しながら好みのNFTを購入し、価格が上がったら出品し売却していきましょう。

NFTの情報を収集するには、インフルエンサーや企業をTwitterなどでフォローし、リストに入れていけば換金のタイミングがわかるようになります。フォローして情報を得て、NFTで稼いでみてください。

 

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