ビットコインを換金したいけど具体的な手段と、どの取引所を使えばいいかで頭を抱えているのではありませんか。

換金するには取引所によって手数料が異なり、取引所も種類が多くて迷ってしまいますよね。

この記事では具体的な換金の手順や注意点をまとめ、おすすめの取引所も紹介します。盛り上がりを見せる仮想通貨市場に参入したいと考えている方は、最後まで読んでみてください。

ビットコインの換金方法・時間は？仮想通貨の現金化手段3つを比較

まずは仮想通貨を現金化する3つの方法を紹介し、その特徴を比較していきます。

1.仮想通貨（暗号資産）販売所で換金する

1つ目の換金方法は仮想通貨販売所（以下販売所）を利用することです。

販売所は投資家を仲介し、決められた販売価格で仮想通貨を取引できます。自分の好きなタイミングで換金できるので、最も気軽な換金方法といえるでしょう。

ただし「スプレッド」といわれる事実上の手数料がかかってしまいます。販売所はいつでも換金できる半面、コスト高という特徴があります。

2.仮想通貨（暗号資産）取引所で換金する

2つ目の換金方法は仮想通貨取引所（以下取引所）を利用することです。

取引所は投資家が提示した価格で、別の投資家が仮想通貨を購入する仕組みです。取引相手の投資家が見つかるまで仮想通貨を換金することができませんが、スプレットが無く手数料が安いので、高い金額で換金することができます。

売るタイミングや提示価格を間違うとなかなか取引成立しないので、上級者向けの換金方法といえるでしょう。

3.ビットコインATMで換金する

3つ目の換金方法はビットコインATMを利用することです。

ビットコインATMは現金とビットコインを入出金できるという、銀行のATMと同じような機械です。日本では馴染みが薄いかもしれませんが、海外では主要都市などに多くの場所に設置されています。「Coin ATM Radar」のサイトで世界中のビットコインATMの場所を見られますが、2022年8月現在、日本には一台もありません。

海外での普及状況を考慮すると、これから日本に増えていくことが予想されます。

ビットコイン換金の損をしないおすすめタイミング4選

ビットコインを換金する方法がわかったところで、損をしないための換金のタイミングを4つ紹介します。

1.価格が高騰したタイミング

1つ目はビットコインの価格が高騰したタイミングです。

現在もビットコインの価格は安定しておらず、上昇と下降を繰り返しています。天井価格で売りたいと願うのは当然のことですが、今後の動向が予想できないのが仮想通貨の面白いところです。

上昇トレンドのタイミングで換金するのが基本ですが、上昇と下降を繰り返しながら長期的に上昇しているとみれば、換金せずに留保するのも策の一つです。

2.ポジティブなニュースが出たタイミング

2つ目はポジティブなニュースが出た直後のタイミングです。

日々のニュースで仮想通貨に関するアップデート情報や企業との提携など、ポジティブなニュースが流れた直後は高確率で上昇トレンドに入ります。SNSや専門サイトを活用して情報をいち早くキャッチできる体制を整えておくといいでしょう。

3.購入時に決めておいた価格や期間に達したら売りのタイミング

3つ目は購入時にあらかじめ決めておいた価格や期間に達したら売ることです。

相場を眺めていると欲が出てしまうものなので、「〇〇の価格で売る」「〇〇の期間がすぎたら売る」などと先に決めておいたほうがいいでしょう。

利益確定の「指値注文」や損切りの「逆指値注文」の設定をしておくのもおすすめです。

4.他のアルトコインが上昇しているタイミング

4つ目は他のアルトコインが上昇しているタイミングで売ることです。

アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨のことで、ビットコインの欠点を補ったり、使用目的やプラットフォームの違いがあります。

アルトコインの上昇はより盤石な基盤を持つビットコインの上昇へと繋がるので、定期的にチェックしておきましょう。

ビットコイン換金・現金化の手順

ビットコインを換金するタイミングがわかったところで、換金・現金化の具体的な手順を紹介します。

仮想通貨取引所でビットコインを換金する方法

今回は手数料が安くて高値で売ることができる、仮想通貨取引所で換金する方法を紹介します。

1.マイページにログインする

まずはご自身が登録している仮想通貨取引所のマイページにログインしてください。

基本的にメールアドレスとパスワードを入力するだけでかんたんにログインができます。

2.発注画面を開く

ログインが完了したら、発注画面を開いてください。発注画面では「売却」「購入」の項目があるので、「売却」をタップします。

3.換金するビットコインの数量を入力する

次に換金したいビットコインの数量を入力します。

ここでは数字を入力するだけの単純な作業になりますが、ビットコインが暴落している場合は数秒単位で価格が変動するので、迅速に入力しましょう。

4.注文の確定

最後に、入力内容を確認して注文を確定します。

以上でビットコインを日本円に換金する作業は終了です。仮想通貨取引所によっては操作方法が異なる場合はありますが、基本は上記の流れとなります。

日本円を出金する方法

ビットコインを日本円に交換できたら、出金しましょう。

トップ画面の「出金」から「日本円」を選んだら銀行口座登録画面が出るので入力していきます。出金内容を確認し、「出金する」をクリックすると出金が完了します。

取引所によっては、メールで入金申請の承認をクリックする二重チェックシステムがあるので安心です。

ビットコイン換金の際の注意点

これからビットコイン換金時の注意点を6つ紹介します。重要なことなので、必ず把握しておいてください。

1.利益・損失が確定する

ビットコインを日本円に換金すれば、その時点で利益・損益が確定します。

自分の望みの価格で換金できればいいですが、上昇トレンドが続いてタイミングを伸ばせばもっと利益が出ていたということもあります。再びビットコインを買い直すとなると以前買った値段より高額で入手しなければいけません。

もちろんリスクヘッジのために少々の損失があっても売却する決断も必要になります。換金のタイミングは最も熟慮して決断をすることが大事です。

2.ビットコイン決済サービスが利用できない

ビットコインを日本円に換金してしまうと、NFTを取り扱うゲームやサービスなどの決済ができなくなります。

仮想空間でNFTを扱うサービスの支払いのほとんどは、現金ではなく仮想通貨を用います。現実社会でも近い将来に、現物をビットコインで支払えるようになるなど、より便利になるかもしれません。

今までしていたNFTゲームの支払いがビットコインが無くなったのでプレイできなくなった、といったことがないように気をつけてください。

3.利益に対して税金が生じる

ビットコインなどの仮想通貨を日本円に換金して、利益が確定すると、その利益に応じて税金の支払い義務が生じます。

換金時にマイナス利益になる場合は課税対象にはなりませんが、プラスの場合は利益に応じた累進課税の制度があります。

課税対象の利益が出た場合は確定申告をして、必ず納税のルールを守りましょう。

4.手数料に注意する

ビットコインを換金する場合は手数料に注意しましょう。

換金するときに発生する手数料は「販売所の手数料」「取引所の手数料」「スプレッド」「出金手数料」です。手数料の種類によって金額が異なるので、各仮想通貨取引所で手数料をあらかじめチェックしておいてください。

5.取引所によっても売却価格が異なる

仮想通貨を換金するとき、取引所によって売却価格が異なることがあります。

換金時に自分が使っている取引所だけを見るのではなく、他の取引所の換金額を見てみると、利益額の差があるかもしれません。ただ他の取引所に送金する時は、送金手数料が発生するので気をつけましょう。

6.リアルタイムで換金レートが変わる

仮想通貨の価格は数秒単位で変動が起こります。換金手続きを始める直前と換金確定時のレートが変わっていたなんてことも起こり得ます。

価格暴落時に損切りのために換金したいときは、急いで手続きができるようにしておきましょう。

ビットコインの換金・現金化におすすめの仮想通貨取引所比較6選

ではこれから換金・現金化をするためのおすすめ仮想通貨取引所を6つ厳選してご紹介します。

1.bitFlyer（ビットフライヤー）

引用元：bitFlyer公式HP
bitFlyerは株式会社bitFlyerが運営する国内大手の仮想通貨取引所です。

ビットコインの取引量は6年連続No1を獲得しており、仮想通貨の取引が盛んに行われています。取引によっては手数料が無料になるなど、気軽さが選ばれる理由の一つになっています。

銘柄も多く、セキュリティ面の信頼度から多くのプロ投資家が使っている取引所です。

2.coincheck（コインチェック）

引用元：coincheck公式HP
coincheckはコインチェック株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所です。

coincheckは関東財務局登録済で、セキュリティ面やユーザビリティに定評があります。マルチデバイスで使えるアプリケーションは2020年の部門別ダウンロード数でNo1です。

また取引所の手数料は無料、少額から投資可能ということで、初心者にも始めやすいところも魅力の一つでしょう。

3.DMM Bitcoin（DMM ビットコイン）

引用元：DMM BitCoin公式HP
DMM BitcoinはDMMグループが運営するCMでもお馴染みの仮想通貨取引所です。

DMM Bitcoinの魅力は入金手数料、出金手数料、取引手数料などが全て無料なので、無駄なコストがかかりません。ホームページも専門性を出しすぎずに分かりやすく、わからないことはLINEで365日いつでもサポートを受けることができます。

初心者でリスクを少なく始めたい人にはおすすめの取引所です。

4.GMOコイン

引用元：GMOコイン公式HP
GMOコインはGMOインターネットグループが運営している国内大手取引所です。

運営会社は東証一部上場企業という信頼の看板で、オリコン顧客満足度も2年連続№1を獲得するほどの人気があります。なんといっても仮想通貨のレバレッジ取引ができる点と、ほとんどの手数料が無料なのが魅力です。

GMOコインは金融庁から暗号資産交換業者の認可や、コールドウォレット、マルチシグなどの高セキュリティーシステムを導入しているという信頼性があります。

5.bitbank（ビットバンク）

引用元：bitbank公式HP
bitbankはビットバンク株式会社が運営している仮想通貨取引所です。

シンプルなページデザインで見やすく、マルチデバイスに対応したアプリでいつでも気軽に取引ができます。bitbankはリップルやイーサリアムなど有名銘柄だけではなく、ポルカドット、ドージコインなどの注目銘柄など含めて全18種類の仮想通貨を取り扱います。

珍しい銘柄を取引してみたい方におすすめの取引所です。

6.BITPOINT（ビットポイント）

引用元：BITPOINT公式HP
BITPOINTはビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所です。

BITPOINTは取扱銘柄も多く、チャートの表示や分析ができる便利なアプリなどのツールが豊富です。メリットの一つは換金にかかる全ての手数料が無料ということです。またBITPOINT内で投資家に仮想通貨を貸して賃借料を得ることもできます。

BITPOINTは取引数も多く、投資の楽しみを味わえる取引所です。

ビットコインの換金に関するQ&A

ここからは、ビットコイン換金に関するよくある質問に回答していきます。

Q.ビットコインはいくらから換金できる？

ビットコインは取引所によっていくらから換金できるかが異なります。公式サイトでご確認ください。

Q.ビットコインを即日現金化できるサービスはある？

ビットコインを即日現金化できるサービスはあります。

仮想通貨取引所によっても異なりますが、即日対応している場合が多いです。休日は即日現金化ができないサービスもあるので、公式HPや問い合わせで確認ください。

Q.ビットコインをドルに換金することは可能？

ビットコインをドルに換金するためには、アメリカに設置されたビットコインATMで出金する必要があります。

Coin ATM Radarというサイトで世界にあるビットコインATMを検索できるので便利です。

まとめ

ビットコインの換金する方法をご理解いただけたということで、これから仮想通貨の取引に自信が生まれたのではないでしょうか。

取引所や販売所は国内や海外に数多く存在するので、ご自身が最も信頼のおけるサービスを探してみてください。さらに盛り上がりを見せる仮想通貨市場に、今このタイミングで参入してみてはいかがでしょうか。